Project/Area Number |
11J08295
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Hosei University |
Research Fellow |
樋渡 彩 法政大学, デザイン工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ヴェネツィア / 水の都市 / 近代化 / 19世紀 / 20世紀初頭 / 水浴 / 観光化 / 舟運 / イタリア |
Research Abstract |
初年度は、現地での史料収集を集中的に行い、ヴェネツィア建築大学の各分野の専門家から情報をもらいながら研究を進め、本年度は、文献、現地の国立や市立の古文書館等のオリジナル史料、図面、古写真を活用しながらさらなる現地の補足調査を行ない、研究を進めた。 i)舟運と都市: 都市内規模の舟運と都市の変遷に関しては、昨年の調査結果を踏まえ、分析・考察を行い、地中海学会の査読付論文としてまとめた。 また、アドリア海規模の舟運では、文献や検疫法の史料を収集する。河川規模とラグーナ規模の舟運は、国立古文書館や図書館、博物館に保管されている史料から舟運の航路の復元を試み、表を作成した。 ii)水辺の変化の様子: 20世紀初頭の桟橋の変遷に関しては、昨年の史料収集を踏まえ、分析・考察を深め、日本建築学会の査読つき論文としてまとめ中である。また、19世紀末の古写真、市が保管している建築確認申請や国立図書館から水浴に関する史料を収集し、水辺の利用変化を明らかにしつつあり、この研究に関しても現在日本建築学会の査読つき論文としてまとめ中である。 さらに、プロジェクト図面や新聞から時代背景を把握している。 iii)周辺の島々や周辺の都市との関係性: 周辺の島々については、19世紀末から進むリド島の観光開発、産業の発展等に関するオリジナルの史料を入手することができた。今後は、この史料を読み解くとともに、学位論文をまとめる一助とする。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)