コグニティブ無線におけるセンシング情報の高効率交換に関する研究
Project/Area Number |
11J09116
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Research Fellow |
太田 真衣 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | コグニティブ無線 / 周波数共用技術 / 電力検出 / 協調センシング / 情報集約 |
Research Abstract |
本研究では、コグニティブ無線における協調センシング時のセンシング情報集約手法に関する研究を行い、プライマリシステムと同じ周波数帯を用いて情報交換を行うことで周波数共用により高効率な情報集約を行う手法の確立を目的とする。協調センシングでは、周辺に位置する協調端末から、観測している受信電力、チャネル情報などを周辺情報として集めることで、周辺の環境を認知する精度を向上させるため、既存のシステムと周波数共用をしつつ情報交換する技術が重要となる。複数の端末からセンシング情報を集める手法では、プライマリシステムの周波数帯を2次利用しつつ情報交換を行う場合、プライマリシステムに対する干渉を回避しなければならない。これまで、電力設計などによる与干渉回避について研究を進めてきたが、.本年度はセカンダリシステムが利用できる限られた周波数資源を有効に利用するため、シャネルの空き時間を推定し、チャネルを選択する手法について提案し、評価を行った。本研究によって、伝送情報に応じたチャネル選択により、時間的に短い空きを制御チャネルに用いることで、従来、データ伝送に利用が適さないとされる時間的に短い空き周波数を有効利用することが可能となることを明らかにした。これにより、周波数共用時におけるチャネル全体の利用率向上を見込むことができ、周波数資源不足が深刻となる将来において、本研究は更なる無線通信の発展に寄与できる技術である。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)