Research Abstract |
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震において,本研究課題が対象とする柱脚の震動被害を調査し,本研究課題の基礎資料なる接合ディテールと被害の関係を分析した。 簡潔な履歴則を有する座屈拘束ブレースを想定したブレースが取り付く露出型柱脚の部分架構実験を実施した。実験の主な変動因子は,アンカーボルトの本数・配置と変動軸力幅である。実験結果より,変動軸力およびブレース軸力に応じて曲げ抵抗機構は変化し複雑な復元力特性を示すことが確認できた。またせん断抵抗についても変動柱軸力およびプレース軸力を考慮した評価方法の構築の必要性が示された。
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