Project/Area Number |
11J10136
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
谷口 雄太 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC2) (80779934)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2012: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2011: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 御三家 / 一門 / 御連枝 / 貴種 / 都鄙 / 禅僧 / 地域 / 都市的な場 / 日本 / 中世史 / 足利氏 / 御一家 / 吉良氏 / 石橋氏 / 渋川氏 / 斯波氏 |
Research Abstract |
本研究の目的は、中世後期の武家社会において足利氏(京都将軍家・関東公方家とその御連枝)に次ぐ「権威」を有したにも関わらず、従来ほとんど検討されることのなかった足利氏御一家(吉良氏・石橋氏・渋川氏の三氏。以下、御一家と表記)について、徹底した調査・分析を行なうことにあった。2012年度はその第二年度目であった。そこで得られた成果は以下の通りである。 第一に、御一家研究の「各論」にあたるものとして、吉良氏に関する研究を、複数本、論文としてまとめた。そのうち一つは『静岡県地域史研究』2号(2012年9月)に掲載された。 第二に、同じく御一家研究の「各論」にあたるものとして、石橋氏に関する研究を、複数本、論文としてまとめた。そのうち一つは『古文書研究』74号(2012年11月)に、もう一つは『中世政治社会論叢』(2013年3月)にそれぞれ掲載された。また、同じく御一家研究の「各論」にあたるものとして、渋川氏に関する研究に、「比較」にあたるものとして、斯波氏に関する研究にそれぞれ着手し、史料や先行研究の収集・分析をほぼ完了させた。 第三に、関東足利氏研究会(2012年6月16日)・千葉歴史学会(7月21日)・静岡県地域史研究会(10月27日)においてそれぞれ「『関東足利氏の御一家』ノート」・「『足利一門』再考」・「足利一門再考」として口頭発表した。そこでは(1)「御一家」という史料用語が「足利御三家」・「足利一門」という二つの異なる意味合いを持っていたことを明らかにした上で、(2)足利一門とは誰のことか、(3)足利一門であるとはどういうことか、(4)足利一門になるとはどういうことか、(5)足利的秩序が崩壊したのはなぜか、などについての検証を行った。また、御一家が准ずるところの足利氏御連枝についても、関東公方家の兄弟たちを中心に検討を行い、それについては黒田基樹編『足利基氏とその時代』(戎光祥出版、2013年3月)に「足利基氏の妻と子女」として収められた。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)
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[Presentation] 足利氏御一家考2011
Author(s)
谷口雄太
Organizer
戦国史研究会
Place of Presentation
大正大学巣鴨校舎(東京都)
Year and Date
2011-05-14
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