Project/Area Number |
11J10855
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Naval and maritime engineering
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
生島 一樹 大阪府立大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2011 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | 理想化陽解法FEM / 熱弾塑性解析 / GPU並列化 / マルチグリッド法 / 溶接変形予測 / 残留応力予測 / 固有ひずみ / 溶接変形計測 / 画像照合法 / GPU / 溶接残留応力予測 / 画像照合性 |
Research Abstract |
本研究の目的は、船体大型ブロック溶接組立時における溶接変形予測システムを開発することである。このシステムの開発により、任意の形状・溶接法および溶接条件の溶接継手を含む、船体ブロック溶接組立時におけるブロック全体に亘る変形が事前に予測できるようになる。この手法は、ブロック建造工程における数百ある船体ブロックすべてを溶接組立し、それらの集合・接合体としての船体が完成するに至る全過程において発生する変形を、溶接工程順に従って予測することができる手法である。このシステムの開発が達成されると、これまで不可能であった、建造時におけるブロック構造全体としての変形を予測することができるようになる。そのため、ここで得られる知見を設計に活用することにより、変形を考慮した設計指針を得ることができるため、構造全体としての変形量を低減する事ができると考えられる。このことにより、建造ドックにおいてブロックを搭載する際の作業ロスを低減することができるため、作業コストの低減のみならず、建造期間の短縮にも繋げることができると考えられ、建造現場に対する波及効果は大きいと考えられる。 平成25年度は、上記の目標の内、溶接変形解析手法の一層の高度化を達成するために、これまでに本研究課題において開発されたGPU並列化を導入した理想化陽解法FEMに対して、マルチグリッド法の導入等を行うことで船体構造をはじめとする大規模薄板構造物の溶接変形解析の一層の効率化を図った。また、開発手法を船体ブロックの溶接組立を模擬したモデルの溶接変形の解析に対して適用し、実用可能な計算時間で大規模構造物の溶接変形を解析できることを確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成25年度は、本研究において開発を遂行している理想化陽解法FEMを用いた溶接変形、残留応力予測手法に対してマルチグリッド法を導入し、その拡張を行うことで、船体ブロックの溶接組立工程における変形予測を解析可能な手法を構築した。更に、構築した解析手法を船体ブロックの溶接組立工程を模擬したモデルの溶接変形予測に対して適用し、実用可能な計算時間で解析可能であることを確認できたことから、平成25年度は当初の計画より研究を進めることができたと考えている。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|