• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

CD10陽性DLBCLの単一腫瘍細胞での網羅的なmRNA塩基配列と発現量の解析

Research Project

Project/Area Number 11J40096
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Hematology
Research InstitutionAichi Cancer Center Research Institute (2012)
Mie University (2011)
Research Fellow 片山 幸  愛知県がんセンター(研究所), 遺伝子医療研究部, 主任研究員
Project Period (FY) 2011 – 2014
Project Status Adopted (Fiscal Year 2012)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
KeywordsDLBCL / CD10陽性 / ゲノム異常 / シークエンス / マイクロアレイ / 分子病態 / CD10 / 悪性リンパ腫 / 大規模シークエンス法 / mRNA / 腫瘍細胞 / 背景正常細胞
Research Abstract

<研究の背景>びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma ; DLBCL)は全悪性リンパ腫の4割を占める最大病型であり、臨床的にも病理学的にも不均一な疾患の集合体であることが判明している。予後のよいDLBCLの患者集団の一つとして、CD10陽性(CD10+)DLBCLが知られており、これを対象とした分子病態の解明を行うことが本研究の目的である。
<シークエンス法を用いた解析>当初の計画では、DLBCLにおいて、背景細胞の影響を除いた純粋な腫瘍細胞のみを抽出し、mRNA発現シークエンス法を用いたmRNA発現解析を行う予定であった。そのための予備実験として、カロリンスカ研究所で平成23年度から行っている、腎疾患に対するシークエンス法およびマイクロアレイを用いたmRNA発現解析について、引き続きBetsholtz教授らと共同研究を行い、最終的に239例のマイクロアレイデータおよび184例のシークエンスデータを得ることができた。現在、患者データと結びつく遺伝子ネットワークの構築を行っており、臨床的に重要な遺伝子を同定することで、病態解明及び治療への応用が可能となる。
<DLBCLに対する解析>DLBCLのmRNA検体を充分に収集することができなかったため、当初の計画を変更し、DLBCLの分子病態に対する解析としてゲノム異常についての検討を行った。初発及び再発の連続検体を用いて、ゲノム異常の継時的変化に対する検討を行った。その結果、DLBCLの初発・再発の経過中にゲノム異常の追加が起こる一方、これまであったゲノム異常も消失することが判明した。また、再発に特徴的なゲノム異常というよりむしろ、初発再発に共通してDLBCLの発症に重要なゲノム異常が存在する事が判明した。今後は、さらにこの領域の責任遺伝子を同定することで、治療に役立てたいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度より引き続き行っている腎疾患の解析については予定通り進行した。DLBCLのRNA検体が充分量でなかったため、当初のRNA使用した解析を変更し、DNAを用いた解析に変更したが、このDLBCLのゲノム異常解析についても予定通り進行しているため、おおむね順調に進展していると判断した。

Strategy for Future Research Activity

平成23年度より引き続き行っている腎疾患の解析については、本年度中に論文を発表する。DLBCLに対しては計画変更後に行ったゲノム異常解析を引き続いて行う。DLBCLにおけるゲノム異常の疾患進行中における役割や、ゲノム異常から判明した腫瘍の特徴、臨床症状との関連、さらにDLBCLにおいて重要な遺伝子変異の同定等の検討を行う。更にこれまでに公表されているゲノム異常のデータとの比較から、DLBCLのみならず悪性リンパ腫におけるゲノム異常についてもさらに検討を進める予定である。

Report

(2 results)
  • 2012 Annual Research Report
  • 2011 Annual Research Report

Research Products

(3 results)

All 2013 Other

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] Clonal heterogeneity of mantle cell lymphoma revealed by array comparative genomic hybridization2013

    • Author(s)
      Fang Liu
    • Journal Title

      European Journal of Haematology

      Volume: 90 Issue: 1 Pages: 51-58

    • DOI

      10.1111/ejh.12030

    • Related Report
      2012 Annual Research Report
    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] Comprehensive gene expression profiles of NK cell neoplasms identify vorinostat as an effective drug candidate2013

    • Author(s)
      Kennosuke Karube
    • Journal Title

      Cancer Letter

      Volume: 333 Issue: 1 Pages: 47-55

    • DOI

      10.1016/j.canlet.2012.12.022

    • Related Report
      2012 Annual Research Report
    • Peer Reviewed
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/ri/01bumon/04idenshi_iryo/index.html

    • Related Report
      2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-04-25   Modified: 2016-04-23  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi