高齢者が1人でも取り組める音楽療法システムに向けた研究
Project/Area Number |
11J40168
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sensitivity informatics/Soft computing
|
Research Institution | Saga University |
Research Fellow |
大島 千佳 佐賀大学, 医学部, 特別研究員(RPD)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥2,250,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2014: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2013: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 認知症 / ボコーダ / 和音 / 記憶障害 / 気分誘導 / 聴取評価 / 音楽療法 / 音高変換 / MIDI / 支援システム / Family Ensemble |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,主に認知症患者を対象とした音楽療法システムの開発を目指した.システムは,対象とする症状を発した患者の状態をもとに,音楽を生成・提示する.昨年度までに,精神症状により発声を繰り返す患者の発声をリアルタイムに音高変換し,さらにボコーダの機能を利用して,発声と同時に和音を奏でるようにシステムを拡張した.患者に対して実験を行ったところ,スピーカの位置が遠かったこともあり,音に注目していないという問題があった.今年度は,車椅子にアームを取り付けて,小型のBluetoothのスピーカを先端に取り付けることで,患者が確実に音を聞こえるようにセッティングした.3人の患者に対して実験を行ったところ,昨年度に協力した患者は,やはり音に注目する様子はなく,嫌がる様子もなかった.別の患者は,音により発話が始まるなどの変化がみられた. また,重度の認知症者の発話,発声のデータを定期的に収録し,個々の患者の症状や推定される心的状況に関する情報を加えたデータベース作りを開始した.明確に発話する患者が少ないため,発話内容による分析は困難である.そこで音声データそのものを分析し,個々の患者の変化を調べていく必要がある. さらに,認知症者など記憶障害をもつ人が,1人でも,必要なときに音楽療法システムを利用できることを目的に,スマートフォンなどのICT機器を犬に取り付ける方法について検討した.国際会議で発表した.
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(4 results)
Research Products
(17 results)