Project/Area Number |
11J56072
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Geology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
MATSUZAKI Kenji 東北大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 古海洋学 / 微化石 / 放散虫 / 黒潮暖流 / 親潮 / 古海洋 / 第四期 |
Research Abstract |
本年度では本近海沖(北日本、南日本)の海洋コアのデータ出しが終了し、約200万年間の黒潮暖流と親潮の流れの方向、強さ、そして当時の古水温の復元ができました。 約200万年から100万年前の時代では南日本の結果によりますと黒潮の影響が弱く全体的に南日本から北日本までは寒い気候を示していることを復元しました。100万年前からは黒潮暖流の強さがとても強くなったことが本研究で分かりました。100万年前から現在までは黒潮の影響はさらに強くなり日本列島に温暖な気候がもたらされたことが本研究で復元しました。そのなかで約30万年前からは北日本のデータによりますと、親潮の影響が強くなったことを復元しました。北日本ですと30万年前からは黒潮と強い関係を持っている津軽暖流は親潮と同時に影響が強くなったことが分かりました。この設定は湧昇な海洋設定を作り地方に高い生産性の海水になったことを復元しました。現在の北日本の海洋設定は約30万年前につくられたことと考えています。黒潮が約100万前から影響が強くなり少しずつ現在の設定になったことを復元しました。 本研究で復元しました古海洋復元、とくに暖流の影響の強さの変化は地球が太陽からもらうエネルギー、そして北半球の氷床の面積が広がったことによって行った環境変動ではないかと現在は考えています。今後の研究の課題にすることを考えています。 現在は結果を3つの国際ジャーナルに投稿中です。一つはレフェリーの結果待ちです。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)
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[Journal Article] An Ocean-ice coupled response during the last glacial : zooming on the marine iso topic stage 3 south of the Faeroe Shetland Gateway.2012
Author(s)
Zumaque, J., Eynaud, F., Zaragosi, S., Marret, F., Matsuzaki, K.M., Kissel, C., Roche, D.M., Malaize, B., Michel, E., Billy, I., Richter, T., Palis, E.
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Journal Title
Climate of the Past
Volume: 8
Pages: 1-21
DOI
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Peer Reviewed
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