地震波干渉法による関東平野の3次元S波速度構造モデルの構築
Project/Area Number |
11J56272
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Research Fellow |
地元 孝輔 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 地震波干渉法 / 関東平野 / 3次元S波速度構造モデル / グリーン関数 / 長期間連続微動 / データ処理 / 地震動評価 / 相互相関 / トモグラフィ解析 / シミュレーション / 微動 / S波速度構造 / 強震動予測 |
Research Abstract |
地震波干渉法によって関東平野の3次元S波速度構造モデルを構築することを目的とし,今年度は地震波干渉法の適用条件について検討を行い,それを用いて関東におけるS波速度構造モデルを推定し,地震波干渉法によって得られたグリーン関数に基づきモデルの妥当性の検証を行った。 地震波干渉法におけるデータ処理方法や適用条件はこれまで十分に検討されていないため,まず地震波干渉法によって適切なグリーン関数を抽出するための基礎的な検討を行った。長期間微動記録による相互相関のデータ処理方法について検討し,相互相関関数の振幅に着目することで,効率的に相互相関関数を得る方法を提案し,さらにその方法によって適切に相互相関関数を推定できる範囲を明らかにした。 この結果により,関東平野において地震波干渉法を適用し,観測点間の群速度トモグラフィ解析によって,3次元S波速度構造モデルを構築した。さらにこれまでモデルの妥当性が明らかとなっていない,伊豆半島や相模湾のモデルを構築した。これらの地域は地震波の伝播経路となるため,関東平野において適切な地震動評価を行ううえで重要である。このようにして推定されたモデルの妥当性に関する検討は,これまでは容易ではなかったものの,地震波干渉法によって得られるグリーン関数を用いることで,容易にモデルの妥当性を検証できることを示し、既往のモデルに比べて本研究で推定されたモデルが妥当であることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Estimation of S-wave velocity profiles and site amplification around the K-NET Tsukidate station, Miyagi prefecture, with reference to large PGA during the 2011 of Pacific coast of Tohoku earthquake2012
Author(s)
Yamanaka, H., K. Chimoto, S. Tsuno, Y. P. Dhakal, A. Mohamed, N. Yamada, S. Fukumoto, K. Eto
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Journal Title
Journal of disaster research
Volume: 7
Pages: 682-692
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