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HTLV-Iによる発がん機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12213060
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

今田 和典  京都大学, 医学研究科, 助手 (20314213)

Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
KeywordsHTLV-I / 発がん / ATL
Research Abstract

HTLV-Iによる発がん機構を解析する目的で以下の実験を行なった。
1.ATL患者末梢血単核球から樹立されSCIDマウスで造腫瘍性のあるIL-2依存性白血病細胞株ED-40515(+)とED-40515(+)と同じ患者から樹立されSCIDマウスで造腫瘍性のないIL-2依存性HTLV-I感染非白血病細胞株SYからそれぞれmRNAを抽出した。両者の間で発現量に差がある差次的遺伝子を同定する目的で約9000種類の遺伝子のcDNAがスポットされたIncyteGenomics社のDNA microarrayによる解析を行なった。現在得られた遺伝子群が実際に差次的に発現しているかどうかをノーザンブロット法などにより確認している。またこれらの遺伝子群の発現を他のHTLV-I感染白血病細胞株、HTLV-I感染非白血病細胞株、ATL患者の新鮮白血病で検討している。
2.ATL細胞のSCIDマウス体内での腫瘍性増殖をin vitroで再現することを試みた。ATL細胞の継代移植モデルより腫瘍細胞を採取し、IL-2存在下で腫瘍組織中のストローマ細胞と長期間共培養してIL-2依存性細胞株SYK-11L(+)を樹立した。さらにSYK-11L(+)のサブクローンであるIL-2非依存性細胞株SYK-11L(-)を樹立した。SYK-11L(-)はストローマ細胞と共存して増殖していたため限界希釈法によりストローマ細胞を単離した。サザンブロット解析の結果、SYK-11L(+)、SYK-11L(-)はもとのATL細胞と同じクローンで白血病細胞株であることが証明された。ストローマ細胞はH-2K^d抗原を発現しており、SCIDマウス由来と考えられた。ATL白血病細胞株の増殖支持能について検討したところ、IL-2非存在の条件下でSYK-11L(+)の増殖がストローマ細胞との共培養により支持された。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2018-03-28  

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