アジア都市における「小さな社会的な場」の発生と安心空間に関する環境心理学的研究
Project/Area Number |
12571007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
南 博文 九大, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (20192362)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 哲司 茨城大学, 人文学部, 助教授 (70250975)
出口 敦 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教授 (70222148)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥10,200,000 (Direct Cost: ¥10,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
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Keywords | アジア地域 / 都市環境 / 社会的な場 / 安心空間 / 環境心理学 |
Research Abstract |
アジアの都市における「小さな社会的な場」の生態を環境心理学の視点から探る本研究の2年度においては以下の活動を行った。 1)第2期現地調査(調査実施期間:平成13年9月〜平成14年3月) 日本人研究グループによるハノイ市現地調査(平成13年3月13-22日)、台中市現地調査(平成13年9月25〜10月11日))、および台湾チームによる福岡市現地調査(平成14年1月27日〜2月3日)を実施した。各都市において昨年度の調査をさらに体系化するべく、商店街形態の異なる街路をサンプリングし、既設店舗と仮設店舗との環境構成のデザインサーベイと人々の滞留・滞在・流動のパタンを記録した。また、屋台の規制などに関するヒアリングを市役所、商店組合などで行った。 2)滞留パタンとソシオ・トープに関する分析(分析期間:平成13年11月〜平成14年3月) 第2期現地調査によって収集されたデータを、次の観点から分析した。 (1)街路における人の流れの時系列的変化 (2)街路上での人々の「居方」と密度形態の分析 (3)露店に関する各都市の法的規制および運用の実態 (4)公共空間の占有の形態に関する分析 3)福岡市内における商店街と大学内カフェでの対人交流の分析 小さな社会的な場が発生する機序を明らかにするために、福岡市内の箱崎商店街において長期的フィールドワークを実施した。また、ソシオトープを支える環境のあり方を検証するために、九州大学内において学生によって運営されるオープンカフェを開設し、そこをフィールドとした長期の参加観察を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)