低軌道衛星データネットワークの設計及び第三世代ネットワークとの統合
Project/Area Number |
12650388
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
BEHCET Sarikaya 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (50254090)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 低軌道衛星ネットワーク / 衛星間リンク / モバイルIPv6 / ページング / リンク状態ルーティング / レジストレーション / トンネリング / ハンドオーバー |
Research Abstract |
Teledesicのような、低軌道(LEO:Law-Earth Orbit)衛星をバックボーンとする、モバイルデータネットワークでのインターネットIPベースリンク状態ルーティングを中心とする研究を行った。 このネットワークは、衛星間のリンク、ゲートウェイステーション、標準端末およびモバイル端末を備えた低軌道衛星で構成されている。このネットワークは、また、地球上でのセルラーネットワークのような、モバイルデータサービスが可能であり、そのIPデータグラムのルーティングには、トンネリングアプローチを利用した。このアプローチでは、インターネット上を往来するデータグラムが、ATMセルのようなパケットに分解されたり、再度組み立てられたりする。 星座のように散りばめられた低軌道衛星内部のこのようなルートを決定するために、一対一リンクルーティングアルゴリズムを組み立てていった。このアルゴリズムでは、衛星とゲートウェイ・ステーションが、ルーティングとユーザトラッキングという仕事を分け合っている。更に、一対一データグラムの遅延特性を見つけだすことによって、分析モデリングを案出することができた。また、パケットサイズを変えることによって得られる効果については、特に64バイトと128バイトに焦点を当ててシミュレーションを行った。その結果、64バイトのパケットの方が、多様な通信シナリオにおいて、遅延の度合いが小さいことが分かった。 引き続き、Teledesicのような低軌道衛星バックボーンで、次世代IPであるIPv6のサポートについての研究を行った。アドレス指定スペースが広いという点から、IPv6をネットワークレイヤーに採用した。このIPv6のデータグラムをルーティングする場合にも、トンネリングアプローチを利用した。 また、ユーザの移動ということを考慮し、ユーザが利用する際にはスタンバイモードになっているよう拡張された"モバイルIPv6"を活用した。加えて、ボイスオーバートラフィック上をユーザが移動することによって発生する帯域の変化を見つけるためのシミュレーションを行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)