冷泉家時雨亭文庫蔵書を中心とした仮名の字体研究とテキスト作成に関する研究
Project/Area Number |
12710231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
国語学
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Research Institution | Toba National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
豊田 尚子 (古森 尚子) 鳥羽商船高等専門学校, 一般教育, 助教授 (20280399)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 文字表記 / 文字 / 表記 / 平仮名 / 仮名 / 字体 / 変体仮名 / 仮名字体 |
Research Abstract |
平成13年度は、まず前年度に引き続き、冷泉家時雨亭文庫蔵書の中で、藤原俊成及び坊門局(俊成の娘で藤原定家の異母姉にあたる)の自筆本を中心に、仮名字母対照付き翻字本文の作成作業を行った。 藤原俊成自筆『古来風躰抄』については、鳥羽商船高等専門学校紀要にて発表し、上巻の仮名字母対照付き翻字本文を完成させた。坊門局自筆『三十六人集』については特に『元輔集』に注目して字体調査を行ってきた。『元輔集』の加筆訂正部分には字体研究上、親本の影響についてより検討すべき課題がある。(1)諸本との校異・所用字体の比較、(2)『元輔集』以外の坊門局自筆本の検討が必要であることが指摘できる。(2)については、他の『三十六人集』や『周防内侍集』以外に、今年度は新たに『清正集』を入手したので、仮名字母対照付き翻字本文を作成し、これらを比較・検討している。平成14年度には結果をまとめ、発表する予定である。 また、今後字体研究として注目すべき資料については、藤原資経自筆本(冷泉家時雨亭叢書文庫蔵本で私家集が豊富)、冷泉為久自筆本(定家・為相自筆本を整理している)が挙げられる。これらについては、俊成・坊門局とは時代がかなり下るため、今回の研究成果がまとまり次第、字体調査の作業に取り掛かることとした。 なお、本研究で作成したすべての仮名字母対照付き翻字本文は、訂正の有無を確認の上、テキストとしてデータベース化する準備をすすめている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)