Project/Area Number |
12710256
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英米文学
|
Research Institution | Osaka University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
早瀬 尚子 (岡田 尚子) 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (00263179)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
|
Keywords | Usage-Based / 分詞構文 / 意味ネットワーク / 臨時形容詞 / Usage-Based Model / have構文 |
Research Abstract |
(1)sit, stand, lie等姿勢動詞とその補語の発展を、通時的観点から検討した。元来は静的姿勢に付加詞的・副詞的役割を果たしていた分詞形(よって分詞構文の変種だった)が、次第に情報価値を担うようになり、形容詞や時には名詞もその補語として許容されるようになる推移が、言語発達・変化に対し近年提唱されるUsage-Based Modelによって説明できることを検討。また、その他の動詞においても形容詞を伴う場合はsit, stand, lieに準じるような静的な意味を得るべく「主体的」な解釈がなされていることを考察。この研究の一部は専門雑誌『英語青年』にて発表。 (2)"red-haired,""fresh-laid"などの、過去分詞から作り出されるハイフンつきの臨時形容詞の成立について、その歴史的発展と共時的なカテゴリー拡張とを合わせて考察、Usage-Based Modelの枠組みで説明を検討。成果の一部は国際認知言語学会(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)にて発表。 (3)英語HAVE構文の通時的発展の研究。補文構造が形容詞から分詞形、動詞原形へと徐々に発展すること、動詞haveもその推移に先立って経験を表す抽象的な意味へと発展を見せること、また形式の類似する知覚動詞構文及び使役構文との類推に基づき構文全体の意味が発展したことを、Usage-Based Modelで説明。更にこの構文の言語習得過程の可能性についても検討した。この成果は近く出版される予定の共著にも組み込んでいる。 (4)以上の(1)-(3)の内容を含む単著を2002年3月時点で執筆中である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)