サイバースペースと物理的空間を考慮した都市システムの経済学的分析
Project/Area Number |
12730033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
経済政策(含経済事情)
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (70291416)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | サイバースペース / 都市経済 / 情報技術 / バーチャル財 / バーチャルシティ / 情報インフラと交通インフラ / シミュレーション / 通信衛星 / IT(情報技術) / バーチャル企業 / 情報・交通インフラ / リサイクル |
Research Abstract |
サイバースペースと物理的空間を考慮した複数都市システムモデルを開発した。従来型の物理都市システムモデルの中に、バーチャルスペースの重要な要素であるバーチャルシティ、バーチャル企業の構造を組み込む定式化を行った。1次元及び2次元物理空間を前提として、複数都市システムの市場均衡解を導出する計算方法を提案した。バーチャルシティの空間構造をシミュレーションによりに導出し、その特徴を解析した。 物理空間における集積の経済とサイバースペースにおける仮想的な集積の経済(外部性)を考慮した都市システムモデルの解析を行い、バーチャルシティの空間構造を解析した。都市間の情報インフラと交通インフラの構造、及び土地利用構造をシミュレーションにより解明した。都市間の情報財フロー、物的財フローの空間分布の特徴をシミュレーション結果から明らかにした。 地球規模の情報インフラである衛星通信システムの経済分析を行った。衛星立地制約、周波数制約、宇宙ごみ問題を考慮して通信衛星システムの最適立地問題を定式化し、最適立地条件を導出した。衛星通信の固定費、通信衛星の公共性、及び通信衛星の可視領域が通信衛星の最適立地に与える影響を分析した。さらに、宇宙空間の経済学的な価値を理論的に明らかにした。 国内外における都市の情報化政策の事例、IT関連産業の集積傾向、サイバー空間の進展状況、都市再生政策、環境共生との関係を整理し、理論モデルとの比較検討を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)