情報システムと組織能力 -サービス企業を対象とする経営学的実証研究-
Project/Area Number |
12730070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 情報システム / 組織能力 / 競争優位 / サービス業 / パス解析 |
Research Abstract |
12年度は,本研究を構成する鍵概念の1つである「組織能力」についての網羅的な文献サーヴェイを行い,本研究の目的に適合するよう鍵概念の明確な規定を行った.ついで,少数の企業を対象とする詳細な定性的事例研究を行い,申請者がこれまでに導出した仮説的命題の発展・精緻化を試みた. 情報システムを積極的に活用し組織能力の構築を実現している企業の事例研究から得られた知見およびこれまでの研究蓄積を基に,経営戦略=情報システム=組織能力=組織成果間関係を分析するための分析枠組を構築し,分析枠組の概念の操作化(概念の次元の抽出,次元のインディケータの選定,インディケータの測定用具の決定)を試みた.研究成果の一部は,日本経営学会において報告し,『経営学会論集第71集』に論文として掲載された. 13年度は,本調査に向けてのパイロットスタディを通じて,分析枠組の精緻化を図った.同時に,調査対象企業の選定およびデータベース化を行い,大量サンプルによる定量的実証分析を行った. パイロットスタディの結果を踏まえて質問票および調査デザインに若干の改良を加えた後,郵送法による質問票調査を実施した.質問票によるデータ収集は現在も進行中であり,最終的な結論が得られるにはあと若干の時間を要するが,これらデータを多変量解析法によって分析するとともに,昨年度行った事例研究から得られた分析結果との統合を図る.最終的な研究成果は,平成14年秋の日本経営学会において発表することが決まっている.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)