波面変調素子を用いた電子透かしの埋め込みとその光並列システムの研究
Project/Area Number |
12750033
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied optics/Quantum optical engineering
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology (2001) Kitami Institute of Technology (2000) |
Principal Investigator |
角田 貢 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 講師 (00301979)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 電子透かし / ステガノグラフィ / 光並列演算 / 波面変調 / 空間光変調器 / 暗号 / ランダム鍵 / 光コンピューティング |
Research Abstract |
通信技術及び通信利用の発展に寄与する基礎的な研究として、マルチメディア情報における大容量画像への応用を目的として、電子透かしを高速に埋め込む手法の研究を行った。電子透かしの埋め込み(ステガノグラフィ技術)では、従来、画像のビット情報を透かし情報として置き換えるためのXOR/ANDによるビット演算を基本とした論理演算により行われていた。本研究では、従来の演算によって行われている埋め込み処理を光の加算や減算を用いて行う手法を提案し、その原理の妥当性について検討した。また大容量画像の一つとして、将来、高臨場感ディスプレとしての応用が期待されている分光を利用して得られるマルチスペクトル画像へ向けて研究を発展させ、その処理手法について検討した。具体的には、 ・光演算による電子透かしの埋め込み手法の提案 ・提案した光学系に基づいてコンピュータシミュレーションを行い、手法の原理的検証 ・市販されているプロジェクタの液晶空間光変調器を用いて、提案システムに基づいた光学系を構築した実験によりシステムの実現性の確認 ・大容量画像の例として分光画像のような多バンド画像を念頭において、それに適用な手法の提案 ・上記手法について、3バンド(RGB)カラー画像を用いたコンピュータシミュレーションによる原理的検証 を行った。 以上のコンピュータシミュレーションによる手法の原理的検証及び光学実験の結果より、提案手法の実現可能性が示された。今後は、バンド数を増やすことによる画質の向上と同時に、データ量も増大するマルチスペクトル画像への適用手法について一層の研究開発が期待される。
|
Report
(2 results)
Research Products
(17 results)