斜方蒸着カルコゲナイドガラス薄膜による光メモリとマイクロレンズの研究
Project/Area Number |
12750264
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Electronic materials/Electric materials
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | カルコゲナイドガラス / 光構造変化 / 光誘起現象 / 光膨張 / 光収縮 / 光メモリ / マイクロレンズ |
Research Abstract |
カルコゲナイドガラス(As_2S_3,GeS_2など)はバンドギャップ光照射によって屈折率の変化、体積膨張(As_2S_3)、収縮(GeS_2)などの"光誘起現象"が知られるが、本研究は、これらの性質を消去可能な光メモリや数ミクロンのサイズでのマイクロレンズへの方向を探る基礎研究である。 本年度はAs_2S_3とGeS_2のバンドギャップ、屈折率、体積変化のその場観察を温度、光強度をパラメータとして詳しく調べた。結果を以下に要約する: 1.光誘起バンドギャップ変化(光学透過率の変化としてモニタする)、屈折率の変化(反射率としてモニタ)の時間依存(動力学)の詳しいデータを得た。 2.上の事実から新しくパーコレーション的成長モデルを提案し、詳細をニース(フランス)で行われた国際会議やブカレスト(ルーマニア)で行われた国際ワークショップで招待講演を行った。 3.体積変化(光膨張、収縮)の詳しい動力学は調査中であるが、その時間依存性には光キャリア密度と強い相関があることがわかってきた(論文準備中)。 4.上記いずれにも光照射中にだけ存在する"過渡応答"があるのがわかった。 5.実際のデバイスを実現するための検討を行った。応答時間を極力短くするためにはYAGレーザのような短パルスレーザ(高フォトン密度)が重要である。このような試みが必要となってきた(次の段階)。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)