加重サンプリングを適用したフェージング環境下でのTCM特性評価法に関する研究
Project/Area Number |
12750309
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
酒井 考和 北見工業大学, 工学部, 助手 (00292102)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 加重サンプリング / トレリス符号化 / モンテカルロシミュレーション / フェージング / エラーイベントシミュレーション |
Research Abstract |
加重サンプリングを適用することにより,レイリーフェージング通信路におけるトレリス符号化変調方式の誤り率を推定精度を落すことなく短時間で評価する方法について研究を行った.最も基本的な有限長ブロックシンボルインターリーバを有するシステムモデルを対象とした.加重サンプリングの適用によりシミュレーション時間を短縮化するため必要なシミュレーション確率密度関数の設計方法として,雑音とフェージングそれぞれのシミュレーション確率密度関数を独立に設計する方法を用いた.雑音に対するシミュレーション確率密度関数として従来の加法的白色ガウス雑音のみが存在する場合に有効である平均値移動法を用い,また,フェージングに対するシミュレーション確率密度関数として,本来のレイリー分布よりも分散が小さいレイリー分布を用いた.これまでに提案した無限長インターリーバに対する方法を有限長インターリーバにも適用できるように,フェージングに対するシミュレーション確率密度関数のパラメタ最適化を特定の誤りの信号点とのペアワイズ確率の分散を最小化するように修正した.更に,実際に計算機シミュレーションを行うことにより提案方法の有効性の検討を行った.その結果,提案方法を用いることでビット誤り率10^<-6>の評価において,同程度のシミュレーション精度の推定値を得るために必要とされるシミュレーション時間をインターリーバサイズ32×256の場合で1/40〜1/60に,また,インターリーバサイズ32×1024の場合でも1/10に短縮化できた.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)