Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Research Abstract |
原子力や気象,分子科学,画像処理,人工知能などの分野における巨大計算への要請は強く,そのような計算に対しては,多数の処理要素からなる超並列計算機の実現が是非必要である.並列計算機の一形態として,メッシュ(あるいはトーラス)結合並列計算機がある.また計算機の高速化,小型化,省電力化および低価格化の一手段として,ウエーハ規模集積(WSI, Wafer Scale Integration)技術が考えられている.しかしWSIでは,チップ面積の飛躍的な増加により,もし何も工夫しなけれぱ,歩留まりが非常に悪くなるという問題がある. 本研究では,計算機におけるこのような社会の二一ズに応えるべく,特にメッシュ(あるいはトーラス)結合並列計算機をWSI実現することに焦点を絞り,以下のような研究成果をあげた. 1. 1/2トラックスイッチ方式を用いた耐故障化格子結合並列計算機(トーラスアレー)に対する有効な自律的再構成システムにおいて,プロセッサのみならずトラックやスイッチ等の故障を想定した場合の興味深い解析を行った。 2. 1/2トラックスイッチ方式を用いた耐故障化格子結合並列計算機(トーラスアレー)について、新しくかつ有効な自律的再構成システム実現の1手法について論じ、さらにそのハードウェア実現も提案した。 3. E-1/2トラックスイッチ方式を用いた耐故障化格子結合並列計算機(トーラスアレー)に対する有効な自律的再構成システムにおいて,プロセッサのみならずトラックやスイッチ等の故障を想定した場合の興味深い解析結果を示した。
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