マルチメディア情報伝送に適したブロック適応アルゴリズム
Project/Area Number |
12750354
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
福本 昌弘 高知工科大学, 工学部, 助教授 (70299387)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 適応信号処理 / 適応アルゴリズム / 音響エコーキャンセラ / 雑音 / 誤差解析 / 追従性 / 推定精度 |
Research Abstract |
テレビ会議システムなどのマルチメディア情報通信システムでは実時間処理が可能であることが必須条件であり、ハードウェアの制約から演算量が制限され、かつ、環境の変化にも追従できる高速性も要求される。本研究では、適応信号処理における雑音の影響を解析し、他の優れた特性を損なうことなく雑音の影響を軽減するための手法、および、適応アルゴリズムを効率的に適用するための方式を開発することを目的とする。本研究の成果により、テレビ会議システムなどのマルチメディア情報伝送システムをはじめとする多くの分野において、雑音の影響を受けにくく実用上求められる性能を満足する適応アルゴリズムの実用化に期待できる。 ブロック適応アルゴリズムをマルチメディア情報通信システムに適用するために求められる緒特性を満足するため、本年度は以下の研究を実施した。 ・ブロック適応アルゴリズムのマルチメディア情報通信システムへの適用 昨年度までに検討してきた適応アルゴリズムを、マルチメディア情報通信システムに適した効率的なものとするための修正を行った。ここでは、音響エコーキャンセラなどのマルチメディア情報通信システムへの応用で要求される実時間処理の実現のための演算量の削減をはかった。演算量削減においては、計算を省略し、構成を簡略化することによる影響と効果とを比較した上で、要求される特性と雑音等の利用環境からの制限などを考慮している。 また、導かれた手順についてワ-クステ-ション上の模擬実験により特性の比較を行い、すぐれた特性を有することを確認している。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)