生活空間におけるコモン・プレースを生成する人間と環境の関係性の研究―私的・共用空間の境界のデザインの考察―
Project/Area Number |
12750543
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森永 良丙 千葉大学, 工学部, 助手 (90312933)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 共用空間 / 私的空間 / 住戸近傍 / 公団住宅 / 公営住宅 / 参加型計画 / コミュニティ / 人間-環境系 / 生活空間 / 領有空間 / 集合住宅 / 公団・公営住宅 / コ・ハウジング |
Research Abstract |
1.公営住宅におけるコミュニケーション促す立体路地に関する研究 実験的提案のみられるプロジェクトである県営住宅中庄団地第3期(倉敷市)において、私的空間と共用空間との関係化を促す立体路地計画に関する評価研究を実施した。居住者が行う私的空間と共用空間の境界のセッティングや、近隣居住者間のコミュニケーションの実態と意識をアンケート・ヒアリング・住み方採集調査。居住者の外に対する飾り立て等の行為を引きだす計画的視点、及び、モノやヒトを媒介としたコミュニケーションを促す人的・物的環境の在り方を検討した。 2.居住者参加による公営住宅建替計画の質の変容に関する研究 公営住宅建替基本計画を基に居住者が関わることによって如何にその質が変容するかを、市営時之島住宅(一宮市)を対象に研究した。ワークショップによって共用空間や住戸近傍空間が当初案よりコミュニティを形成するような内容に変遷する過程を考察。居住者の生活イメージの発露・再発見・共有等々のプロセスデザインが、標準的な計画案にコミュニケーションを促す仕掛けをもたらすことを検証した。 3.公団住宅におけるコミュニティ活動と計画の在り方に関する研究 公団分譲住宅が老朽化をまえにして抱えている課題を、コミュニティベースの活動によって捉え、その可能性と課題を検討した。西小中台団地(千葉市)における団地再生に向けたコミュニティ活動を考察し、モノ・ヒト・コトの生活価値の再認識と将来の課題の共有プロセスをもたらす状況づくりと、そこでの専門的役割が重要であることを述べた。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)