Project/Area Number |
12750576
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Ariake National College of Technology |
Principal Investigator |
森山 恵香 (森山 惠香) 有明工業高等専門学校, 建築学科, 助手 (40290829)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 炭鉱主住宅 / 廣畑麻生家 / 旧蔵内次郎作・保房邸 / 旧貝島六太郎邸 / 旧高取伊好邸 / 麻生本家 / 旧伊東傅右衛門邸 / 大浦麻生家 / 旧中島徳松飯塚別邸 |
Research Abstract |
当初、実測調査を予定していた建物については都合により調査ができず、旧中島茂邸(佐賀県多久市)の建物見学のみを行った。実測調査の途中段階にあった、廣畑麻生家(福岡県飯塚市)、旧貝島六太郎邸(福岡県鞍手郡宮田町)、旧蔵内次郎作・保房邸(福岡県築上郡築城町)、旧高取伊好邸(佐賀県唐津市)の4棟については補足調査を行った。また、北部九州における炭鉱主住宅の特徴を明らかにする為に、炭鉱主住宅以外の大規模な和風住宅である、太閤園淀川邸(旧藤田徳次郎邸)(大阪府大阪市)、旧勝田邸(兵庫県神戸市)、毛利本邸(山口県防府市)の3棟の住宅について、建物見学や資料収集等を行った。 本年度の廣畑麻生家等の補足調査により、図面作成がほぼ完了した。これらの図面及び調査の結果を踏まえ、炭鉱主住宅の接客部分の変遷に着目した考察を行った。これまでに実測調査を行った本邸、本家あるいはそれに相当する住宅として、旧蔵内邸、旧高取邸、麻生本家(福岡県飯塚市)、旧伊藤邸(福岡県飯塚市)、旧堀邸(福岡県直方市)、旧貝島嘉蔵邸(福岡県直方市、福岡県福岡市へ移築)、旧貝島六太郎邸の7棟を対象に明治中期から大正期にかけての接客部分の変遷の特徴を考察した。これについては、日本建築学会九州支部研究報告会で講演を行った。 今後の課題として、炭鉱主住宅の日常の居住部分や玄関等の分析を行い、平面のみならず室内意匠なと総合的な考察に基づき炭鉱主住宅の建築的特徴を掴みたい。尚、北部九州以外の大規模な和風住宅である太閤園淀川邸等についても、平面構成の比較・分析を通し炭鉱主住宅の特徴を明らかにする上で参考にしたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)