心筋に発現するギャップ結合コネキシン蛋白の条件下欠損マウスの作製と、その解析
Project/Area Number |
12770007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西井 清雅 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (20264020)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 心臓 / ギャップ結合 / コネキシン / gene targeting / heart / gap junction / connexin |
Research Abstract |
1.平成12年度に発表したCx45欠損マウスの表現型解析に関する論文が高い評価を受け、研究の背景や将来の展望等をreview articleにまとめて発表した(Trends Cardiovasc Med 11:213-218,2001)。 2.Cx45の機能解析を進めるため、Cx45のダブルノックアウトES細胞を作製して、その細胞分化系譜を解析している。Cx45のダブルノックアウトES細胞は、胎生早期に排除されて成熟組織になることができない。細胞表面に存在するギャップ結合の互換性や、それにまつわる細胞内反応系の異常があるとの仮説を検証中である。 3.胎生8.5日胚を用いたDNAマクロアレイ解析の結果をもとに、Cx45欠損胚を各種免疫染色して胎生死の分子機構の詳細を解析中である。 4.条件下Cx45欠損マウス作製のため、ターゲティングベクターを構築した。ベクターは相同組換えによりES細胞に導入され、germline chimeraが得られた。 5.Cx43-Cx45ダブルノックアウトマウスを作製して、受精卵からの発生状況を解析している。 6.大阪府立成人病センター研究所生化学部門瀧原研究室との共同研究において、Rae28トランスジェニックマウスが引き起こす拡張型心筋症の、電子顕微鏡による微細構造解析を行った(Lab Invest, in press)。 7.九州大学大学院医学研究院分子生命科学教室細胞工学講座との共同研究において、人工授精による、減数分裂期におけるRanBPM蛋白質の細胞内局在の同定を行い、論文として公表された(Gene 272:25-33,2001)。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)