Project/Area Number |
12770213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Osaka Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
吉光 真人 大阪府立公衆衛生研究所, 食品衛生部, 研究員 (70321940)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 組換え食品 / GMO / 遺伝子 / PCR / 組換え体 |
Research Abstract |
遺伝子組換え食品のうち、とうもろこし、大豆、じゃがいも加工品からのDNA抽出法の検討を行った。また、じゃがいも加工品でPCR増幅産物のシークエンスをおこなった。 1.DNA抽出法の検討 大豆加工品ではCTAB法を、とうもろこし加工品ではCTAB法とキアゲン社のDNA抽出キットを、じゃがいも加工品では、キアゲン社のDNA抽出キットとキットを改変した抽出法を用いて検討した。大豆、とうもろこし加工品の抽出法の評価は、DNAの定量(定量PCR)によりおこなった。じゃがいも加工品には通常のPCR法を用いた。大豆加工品についてCTAB法を用いたところ、とうふ、うすあげ、あつあげ、おから、凍豆腐では十分な量のDNAが抽出されており、一方きな粉ではDNA量が不十分であった。また、とうもろこし加工品ではスナック菓子に対してCTAB法とキアゲン社キットを適用したところ、ほとんどCTAB法が良い結果を示した。しかしキットが結果が良い場合もあり、製品ごとに抽出法を検討する必要があると考えられた。CTAB法のみを用いてポップコーン、スイートコーン、コーンスターチについて検討したところ、前2者は良い結果を示した。コーンスターチではDNA量が少ない製品があったがDNA溶液を濃縮することでよい結果を得られた。じゃがいも加工品ではスナック菓子に対してキアゲン社キットを用いたところ、製品によってはDNAが検出されなかった。そこで、大容量のキットに変更し、さらにDNA精製操作を加えることにより、検討したすべてのスナック菓子からじゃがいもDNAを検出することができた。 2.シークエンス 遺伝子組換えじゃがいも検出プライマーを用いて増幅したバンドからダイレクトシークエンスをおこない、現在公表されていない遺伝子組換えじゃがいもの塩基配列の一部を明らかにした。今後、組換えじゃがいもの検出に役立つと考えられる。
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