LC/MS/MSを用いた毛髪内薬物分析法の開発とその法中毒学的有用性の検討
Project/Area Number |
12770222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Legal medicine
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
田口 智子 昭和大学, 医学部, 助手 (30266085)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 毛髪 / ジアゼパム / 固相抽出 / LC / MS / 薬物抽出法 |
Research Abstract |
平成13年度は、法中毒学上重要な薬物であるジアゼパムを用いて毛髪からの薬物抽出法の比較検討をした。1)溶媒、2)温度、3)incubation時間を最適化したところ、以下の抽出条件が最も良好であった。 後頭頂部(Posterior Vertex)の毛髪をシェーバーでカットしたDA rat(5週令、100g)に1日2回ジアゼパムを10日間腹腔内投与し、投与開始後21日経過した毛髪を試料とする。毛髪試料を0.1%SDSと蒸留水でそれぞれ3回ずつ超音波洗浄し、表面汚染を完全に除去する。毛髪試料を風乾後、そのうち10mgを精秤し、メタノール/28%アンモニア水(95/5)2mlを加え、1時間超音波続いて2時間45℃恒温槽に保ったのち、更に室温で一夜放置して薬物を抽出する。得られた抽出液に内部標準液(ジアゼパム-d5)を混和後、ろ過する。ろ液を窒素気流にて蒸発乾固したのち、蒸留水900μlと炭酸ナトリウム液100μlに溶解する。あらかじめ活性化させた固相抽出カラムIsolute C8(International Sorbent Technology)に抽出液中の薬物を保持させ、蒸留水で洗浄した後、メタノール300μlで溶出する。溶出液を窒素気流にて蒸発濃縮した後、移動相100μlに再溶解し、高速液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析計(LC/MS/MS)にその20μlを注入する。LC/MS/MSによる測定条件については昨年の報告した通りである。本抽出法においては顕著な妨害ピークは出現せず、0.1ng/mgから50ng/mgの間で良好な直線性が見られ、回収率も良好であった。 今後、毛髪中のメラニン含量と薬物の毛髪への取り込み率との相関性に関して検討してゆく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)