Project/Area Number |
12770283
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
山口 尚子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80277128)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 劇症肝炎 / TNF遺伝子 / TNF |
Research Abstract |
劇症肝炎のなかでも特に非A非B非C型の病態、遺伝的バックグランドを検索する目的で、1)劇症肝炎の病態と密接に関係している言われているTNFの遺伝子多様性に関して検討した。具体的には、マラリヤ感染症で重症化との関係が明らかとなっている、TNFプロモーター領域の-nt.308,-nt.238の変異に関して検討した。しかし、27例の劇症肝炎患者全例でこの部位に変化は認めなかった。 2)TNFβgene遺伝子のプロタイプを検討したところ、劇症肝炎全体でTNFB2/B2のプロタイプを有する患者が、227例中15例(56%)と多く、特に非A非B非C型劇症肝炎例中12例中10例(83%)で、TNFB2/B2のプロタイプを有する患者が、健常者、急性肝炎患者と比較して多かった。3)HLA-DRのパプロタイプに関しても検討したところ、HLA-DR4を有する患者が非A非B非C型劇症肝炎では、11例中7例(63.6%)、HLADRB1^*0405を有する非A非B非C型劇症肝炎患者は、54.5%と有意に多かった。以上より、劇症肝炎患者のなかでも非A非B非C型劇症肝炎は、遺伝的なバックグランドに特徴があり、今後遺伝的バックグランドとその病態に関して検討を進めていく予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)