ファージ・ディスプレイによる抗イディオタイプ抗体の神経疾患への応用
Project/Area Number |
12770310
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山脇 正永 東京医科歯科大学, 医学部・附属病院, 講師 (30302855)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 自己免疫性神経疾患 / 免疫グロブリン療法 / ファージ・ディスプレイ / 抗イディオタイプ抗体 / EAN / 自己抗体 / 免疫性神経疾患 / 免疫治療 |
Research Abstract |
1,多発性硬化症・慢性炎症性脱磁性多発根神経炎・ギランバレー症候群患者の免疫グロブリン重鎖及び軽鎖遺伝子のcDNAライブラリーを作成した。また、自己免疫性末梢神経疾患の動物モデルとして実験的アレルギー性神経炎(EAN)の免疫グロブリン重鎖及び軽鎖遺伝子cDNAライブラリーも作成した。 2.それぞれのcDNAライブラリーからファージに提示された一本鎖抗体(scFv)ライブラリーを構築し,まず糖脂質を抗原としてスクリーニングを行った。GM1, GA1等のガングリオシド及び硫酸基付加糖脂質に対する複数のクローンを得た。さらにそれぞれの抗原に対する自己抗体を分離精製し、イディオタイプのクローンも得た。 3,動物モデルでの解析を行う前に前記ガングリオシド及び糖脂質の抗原エピトープを解析し、抗原決定基と考えられる親水性部分(シアル醸含有部分)にはマウス・ラット・ヒトで種差がないことを確認した。さらに上記イディオタイプに対する抗イディオタイプ抗体を作成し、これを用いたEANに対する治療効果についての解析は開始したばかりであるが、in vitroの実験系ではでは中和抗体作用を認めた。 4、さらに上記で得られたガングリオシドに対するイディオタイプクローン及びこれに対する抗イディオタイプクローンの抗原決定基(CDR)を明らかにするために、スクリーニングで得られた陽性ファージのCDRペプチドシークエンスを解析中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)
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[Publications] Tsunemi T, Kamata T, Fumimura Y, Watanabe M, Yamawaki M, Saito Y, Kanda T, Ohashi K, Suegara N, Murayama S, Makimura K, Yamaguchi H, Mizusawa H: "Immunohistochemical diagnosis of Cryptococcus neoformans var. gattii infection in chronic meningoencephalitis"Internal Medicine. 40.12. 1241-1244 (2001)
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