ランゲルハンス細胞の神経栄養因子産生及びストレスホルモンによる機能制御について
Project/Area Number |
12770425
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鳥居 秀嗣 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80217588)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | ランゲルハンス細胞 / 神経栄養因子 / ストレス / セロトニン |
Research Abstract |
BALB/cマウス皮膚から、抗1-A^d抗体を用いたパンニング法によりランゲルハンス細胞(LC)を精製し、以下の実験に供した。尚、本法により得られたLCの純度が95%以上であることを、フローサイトメトリーにより確認してある。 1.神経栄養因子産生の制御 申請者は既に、LCによるNGF及びbrain-derived neurotrophic factor(BDNF)の産生を確認しているが、本年度はこれら神経栄養因子の産生に及ぼすGM-CSF、TNF-αや抗CD40抗体の影響について検討した。LC培養上清中のNGF及びBDNF濃度をELISAにて解析した結果、抗CD40抗体の刺激によるこれら神経栄養因子濃度の上昇が認められた。他方、GM-CSF及びTNF-αを添加しても、これら因子の培養上清中濃度に変化はみられなかった。 2.セロトニン受容体の発現 セロトニンは神経伝達物質として、広く中枢及び末梢神経系に分布し、ストレスに深く関与していることが知られている。そこで申請者は、ストレスがLCの機能に与える影響を検討するべく、まずLCにおけるセロトニン受容体の発現につき解析した。RT-PCRにて、セロトニン受容体のサブタイプである5-HT1A, 2A及び2Bの遺伝子発現が確認されたが、5-HT1B, 1C及び5-HT3の発現は認められなかった。さらに5-HT1A及び2Aについては抗体が入手可能であったためWestern blotting法にてさらに解析し、両者とも蛋白質レベルでの産生が確認された。次にセロトニン受容体の機能について検討するべく、LCにおけるMHC classII発現に対するセロトニンの効果を解析したところ、セロトニンによりMHC classIIの発現は抑制された。これはストレス関連因子のセロトニンによりLCの機能が抑制されることを示すものである。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)