Project/Area Number |
12770454
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
坪井 廣美 北里大学, 医学部, 講師 (10236937)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 円形脱毛症 / アポトーシス / 遅延型過敏反応 / マウスモデル |
Research Abstract |
接触過敏反応による治療は、円形脱毛症に対して有用である。円形脱毛症患者の毛包は、休止期毛に移行している事が多いが、それらの毛包は、接触過敏反応によって成長期に移行する。円形脱毛症における接触過敏反応による発毛誘導の機序は、現在の所不明である。そこで昨年C3H/H_eNマウス8週令を用い、接触過敏反応による休止期毛の成長期への誘導の有無を調べたところ8週令休止期毛期のマウスの毛包は、コントロールマウスの発毛がないにもかかわらず、成長期毛へ誘導された。その際、発毛時のマウスの皮膚に置けるIFN-/r、IL-2の発現が認められた。 毛包は、成長期、休止期の間に退行期を持つが、その退行期における毛包上皮の細胞死(アポトーシス)が、成長期から休止期への以降に重要といわれている。今回の実験のように休止期から成長期に至る際にも同様に、毛包上方に存在する毛包上皮のアポトーシルが観察されるという報告が近年なされており、アポトーシスの成長期毛誘導の可能性がいわれてきている。我々のの実験糸において、接触過敏反応を引き起こしたマウスの毛包上皮にtunnel法によって、アポトーシス細胞が観察された。また、毛包上皮におけるFas-Rの発現が観察されている。以上の結果より、接触過敏反応によって抗原とくいてきT細胞から可溶性Fus-rを放出し、毛包上皮にFusrの発現を誘導し、T細胞から可溶性Fus-リガンドが産生され、Fas-Rを発現する毛質のアポトーシツを由どうしたと考察できる。毛包のアポトーシスはstem cellの再成生に関与し、発毛を誘導した可能性がある。
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