高精度の診断を実現するペプチドを用いた腫瘍核医学画像診断薬剤の開発
Project/Area Number |
12770490
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
秋澤 宏行 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (90311795)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ペプチド / 腫瘍 / 核医学画像診断 / スペーサー / octreotide / ^<111>In / DTPA / 腎刷子縁膜酵素 / ^<III>In |
Research Abstract |
【実験結果など】 マウス血漿とのインキュベート実験:腎臓での非特異的な放射能集積の低減を目的としてスペーサーを導入した^<111>In標識octreotide誘導体(^<111>In-DTPA-spa-oct)をマウス血漿とインキュベートし、HPLCで分析した結果、血漿中で安定に存在することを確認できた。 マウスにおける体内放射能分布と体外排泄経路の検討:^<111>In-DTPA-spa-octをマウスに投与したところ、スペーサーを導入していない化合物(^<111>In-DTPA-spa-oct)と同様に、放射能は主に尿中に排泄された一方で、腎臓に集積した放射能は^<111>In-DTPA-spa-octと比べて速やかに低減した。したがって、腎放射能の低減という目標を達成できたことが分かった。 尿中排泄放射能の分析:尿をHPLCで分析した結果、尿中の主な放射性代謝物が、スペーサー部位の開裂で生成する代謝物であることを確認できた。 腎細胞における細胞内放射能布:密度勾配遠心法により腎細胞内放射能分布を調べたところ、放射能はリソソーム画分に存在することが確認された。したがって、スペーサー部位での開裂はリソソームで起こっていると考えた。 【まとめ】 以上の結果から、本研究で検討した^<111>In-DTPA-spa-octでは、腎細胞内での作用ではあるが、スペーサー部位が設計通りに開裂され、生成した放射性代謝物が速やかに尿中に排泄されることにより、腎放射能が速やかに低減したことがわかった。このことは、スペーサーの開裂によって遊離させる化合物の選択が適切であったことを示している。従って、この化合物の結合方法を工夫することにより、腎細胞内に取り込まれることなく腎刷子縁膜酵素の作用によって腎放射能を低減する^<111>In-DTPA-spa-octを開発できるものと考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)