アンチトロンビンの血管内皮細胞および単球の活性化抑制作用の解析
Project/Area Number |
12770565
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
内場 光浩 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (90315292)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | アンチトロンビン / E-セレクチン / 血管内皮細胞 / 組織壊死因子 / プロスタサイクリン / サイクリックAMP / ICAM-1 / CREB |
Research Abstract |
アンチトロンビンが炎症性サイトカインによる血管内皮細胞の活性化を抑制するか検討したところ、腫瘍壊死因子やinterleukin-1によるE-selectinやICAM-1の血管内皮細胞上の発現はアンチトロンビンによって濃度依存的に抑制された。しかしながら、これらサイトカインによる細胞内情報伝達において重要な役割を果たしているNF-kappaBやJNK、p38などの細胞内情報伝達因子のサイトカインによる活性化は、アンチトロンビンによって抑制されなかった。一方、サイトカインによる血管内皮細胞活性化を抑制することが知られているサイクリックAMPの細胞内濃度がアンチトロンビンによって上昇し、それに引き続くCREBの燐酸化も認められた。さらにアンチトロンビンの血管内皮細胞活性化抑制作用はProtein kinase Aの阻害剤の併用で消失した。これらの結果から、アンチトロンビンは血管内皮の細胞内サイクリックAMPを上昇させることで、血管内皮細胞活性化を抑制していると考えられた。またラットにアンチトロンビンを投与すると血中6-keto-PGF1alphaが上昇し、in vivoにおいてはアンチトロンビンはプロスタサイクリンの産生を促進するが、培養血管内皮細胞を用いた解析では、アンチトロンビンによるプロスタサイクリンの産生は認められなかった。この結果からアンチトロンビンは血管内皮細胞を直接刺激しプロスタサイクリン産生を促進しないが、in vivoでは何らかの機構でアンチトロンビンは間接的に血管内皮からのプロスタサイクリンの産生を促進していると考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)