Project/Area Number |
12770569
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
|
Research Institution | The University of Tokyo (2001) Keio University (2000) |
Principal Investigator |
中島 秀明 東京大学, 医科学研究所, 助手 (30217723)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 好中球 / 細胞分化 / 細胞増殖 / アポトーシス / C / EBPε / 細胞周期 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、C/EBPεとエストロゲンレセプターのリガンド結合ドメインの融合分子(C/EBPε-ER)を用いてC/EBPεによる好中球分化誘導機構をさらに詳細に検討した。昨年我々は、IL-3依存性マウス骨髄細胞株LGにC/EBPε-ERを導入しその活性を4-hydroxy tamoxifen(4-HT)で誘導すると、細胞増殖の抑制と好中球分化が引き起こされることを報告したが、本年度はC/EBPεの様々な変異体を作製しC/EBPε-ERによる分化誘導効果の詳細な分子メカニズムを検討した。C/EBPεのN末を様々な長さで欠損させた6つの欠失変異体および中央部分の転写抑制領域を欠失させた2種類の変異体を作製し、ERと融合させてLG細胞に導入した。4-HTでこれら細胞株を刺激し細胞増殖・アポトーシス・形態学的分化誘導に与える影響を検討したところ、N末を欠損した変異体はすべて細胞増殖抑制能・アポトーシス/分化誘導能を欠いていることが明らかになった。また中央部の転写抑制領域を欠失させた変異体では、野生型同様に細胞増殖抑制・アポトーシス/分化誘導効果が見られたことから、C/EBPεの細胞増殖抑制・分化誘導作用にはN末部分が重要であり転写抑制領域は関与していないことが示唆された。
|