骨髄問質細胞における新しい血液細胞分化制御遺伝子の同定と機能解析
Project/Area Number |
12770570
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
金城 謙太郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90317115)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 骨髄間質細胞 / 血液細胞分化 / 分化誘導剤 / 分化遺伝子 |
Research Abstract |
本研究は、ビタミンA誘導体であるオールトランス型レチノイン酸(ATRA)により骨髄間質細胞において誘導される遺伝子を単離し、機能解析をすることより、ATRAの新しい作用機構と詳細な造血システムの探究を目的とした。 平成12、13年度と種々のヒト骨髄間質細胞株におけるATRA(all-trans retinoic acid)による刺激で差異を認める遺伝子をdifferential screening法により解析してきた。現在も新規遺伝子を単離し解析中であるが、同時に、既存の造血関連サイトカインの中でATRAにより発現調節される遺伝子をも同定している。我々はその中でもトロンボポイエチン(TPO)に着目した。ATRAは薬剤として臨床的に急性前骨髄球性白血病に投与されているが、その治療法中に、血小板増多症例を認めるとともに、血清TPO濃度が高いことを我々は報告した。今回、我々は、ATRAはヒト骨髄間質細胞株KM101におけるTPOの発現をmRNAレベル、蛋白質レベルで上昇させ、そのpromoter領域にATRA応答領域が存在することを見い出し、(reporter assay, binding assayによる。)、ATRAによるTPO発現調節が血小板増加をもたらす可能性を証明した。また、これらの研究例のように今後とも骨髄間質細胞において誘導される遺伝子を単離し、その造血へのかかわりを探究していく所存である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)