糖尿病妊婦における妊娠中毒症発症に関与する環境因子および遺伝因子の解明
Project/Area Number |
12770641
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Metabolomics
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
柳澤 慶香 (柳沢 慶香) 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00277112)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 糖尿病妊婦 / 蛋白尿 / 高血圧 / アンジオテンシン変換酵素遺伝子 / アンジオテンシノーゲン遺伝子 |
Research Abstract |
糖尿病妊婦における蛋白尿および高血圧の危険因子を明らかにし、治療、管理に役立てることを目的とした。1994-99年に管理を行った糖尿病合併妊婦、1型糖尿病120名、2型糖尿病162名を対象とした。 1.妊娠中に蛋白尿、高血圧が出現した症例(A群)と蛋白尿、高血圧、浮腫が認められなかった症例(C群)において、体重、血糖コントロール、合併症等の臨床パラメータ、および、アンジオテンシン変換酵素(ACE)、アンジオテンシノーゲン(AGT)遺伝子多型を比較した。2.妊娠前より蛋白尿、高血圧の認められた妊婦(B群)の妊娠中の経過、ACE遺伝子多型につき検討した。 1(1)1型糖尿病120名中20名、2型糖尿病162名中14名に妊娠中蛋白尿、高血圧が出現した。(2)初産婦の頻度は1型、2型糖尿病ともA群で高い傾向にあった。(3)1型糖尿病ではA群で網膜症の進行が認められた。(4)A群、C群で分娩年齢、罹病期間、高血圧の家族歴、ACE、AGT遺伝子多型に差はなかった。(5)1型糖尿病では妊娠前BMIおよび妊娠中の体重増加はA群で高値であった。(6)2型糖尿病では妊娠前HbA1cはA群で高値であった。 2(1)妊娠前より蛋白尿を認めた妊婦は4名、高血圧を認めた妊婦は1名、蛋白尿および高血圧を認めた妊婦は1名であった。(2)蛋白尿陽性妊婦4名中3名で妊娠中に単純から増殖への網膜症の悪化を認めた。(3)遺伝子解析は5名に可能であった。ACE遺伝子に関しては、妊娠前より蛋白尿を認めた妊婦はID2名、DD1名、高血圧を認めた妊婦はII、蛋白尿および高血圧を認めた妊婦はIDであった。 糖尿病合併妊婦の蛋白尿、高血圧の出現は、1型糖尿病では妊娠中の体重増加が、2型糖尿病では妊娠前の血糖コントロールが関与することが示唆された。妊娠前より血糖コントロール、体重管理を厳重にし、網膜症の進展に注意することが重要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)