Project/Area Number |
12770687
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
江藤 忠明 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (30322316)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ビタミンD / 水酸化酵素 / ミトコンドリア / 肝性骨異栄養症 / アドレノドキシン / NADPH-アドレノドキシン還元酵素 / Hepatic Osreodystrophy |
Research Abstract |
肝障害のビタミンDの25-水酸化に及ぼす影響を調べるために,肝疾患モデルとして四塩化炭素による肝障害ラットを作成し血漿中のCalcidiol(25-OH-D_3,25-水酸化ビタミンD_3)濃度をShimizuらの「22-hydroxytetranorvitaminD_3」を内部標準としHPLC-UVで測定する定量法を用いて比較した.その結果肝疾患モデルとコントロール群との間に血漿中25-OH-D_3について有意な差を得られなかった.そこで,胆管結紮による閉塞性黄疸モデルのラットを用いて同様の実験を行ったが,やはり有意な差を得ることは出来なかった. これらの結果から,通常のラットでは予想以上にビタミンDの体内プールが多く,短期間に生じた肝障害では血漿中25-OH-D_3値が影響を受けにくいことが予想された. そこで25-水酸化活性は影響を受けている可能性は否定できないため,我々が確立した1α-hydroxyvitaminD_3を基質として用いた25-水酸化反応の測定系を用いて,肝障害モデルとコントロール群でその活性を比較した.その結果比活性は平均0.4nmol/min/mg proteinと比較的高い活性が得られたが,やはり両群間で有意差は得られなかった. 以上の結果から,肝性骨異栄養症を25-水酸化活性の障害の観点から説明することは困難と考えられる.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)