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内リンパ嚢の物質輸送におけるホルモン制御についての研究

Research Project

Project/Area Number 12770974
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

柿木 章伸  高知医科大学, 医学部, 助手 (60243820)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords内リンパ嚢 / 物質取り込み / カチオンカフェリチン / HRP / マイクロパーオキシデース / 内リンパ水腫 / 物質輸送 / カチオン化フェリチン
Research Abstract

内リンパ嚢(ES)は内リンパ液の吸収に重要な役割を担っている。ESの上皮は2種類の細胞-I型、II型-で構成され、I型細胞が著しい取り込み活性を示す。I型細胞は径240nmのラテックス粒子、墨汁、カチオンカフェリチン(CF)、HRPを取り込むと報告されている。このことはI型細胞が活発な食作用、飲作用を有することを示している。しかし、取り込みの機構についての詳細はいまだ明らかではない。今回の研究ではCF、HRP、マイクロパーオキシデース(MPO)をトレーサーとして使用し、ES上皮細胞による取り込みの初期過程を電子顕微鏡によって検討した。
【方法】白色モルモット(250-350g)を使用し、後頭開頭によりESを露出し、ガラス細管により人工ES液に溶かしたトレーサーをESに注入した。10から30分後にESを摘出し、2%グルタールアルデヒドと2%パラホルムアルデヒド(0.1Mリン酸緩衝液、PH7.3)で1時間固定した、組織は緩衝液で洗浄後、CFを注入した組織は1%オスミウム酸による後固定を行い、HRP、MPOを注入した組織はDAB反応後、同様に後固定を行った。
【結果と考察】電子顕微鏡による観察の結果、ESにおけるトレーサーの取り込みは、主にその中間部で認められた。しかし、HRPにおいては盛な取り込みか認められたが、CF・MPOではあまり旺盛ではなかった。HRPの取り込み様式は、非被服小胞様細胞膜陥凹が認められたが、大量のHRPが大型の細胞膜陥凹によって取り込まれていた。この結果により、ESの上皮細胞はマクロパイノサイトーシス様の機構によってES内の内リンパ液を取り込み処理する可能性を示した。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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