樹状細胞を用いたp53ペプチドワクチンの基礎的研究
Project/Area Number |
12770980
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中野 幸治 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (90291541)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | p53アナログペプチド / 樹状細胞 / 癌ワクチン / p53 / アナログペプチド |
Research Abstract |
頭頸部扁平上皮癌ワクチンの開発を目的として、抗腫瘍活性の高いキラーT細胞を誘導できるp53タンパクのペプチド抗原の同定を試みてきた。これまで癌細胞上のHLA-A2.1に結合するp53の野生型ペプチドから3次元構造を考慮したアナログペプチドを多数作成し、その中で結合親和性の高いペプチドを選択した。健常人の抹消血単核球を分離し、IL-4,GMCSFを用いて樹状細胞を誘導し更に新しいp53のアナログペプチドをパルスした樹状細胞を用いてCD8 T細胞を刺激し種々のサイトカインを加えて培養しCTLの誘導を試みた。高い抗腫瘍効果を示すキラー細胞を誘導するアナログペプチドはいくつか同定され、その構造について詳細に検討した。すでに確立されているマウスの扁平上皮癌モデルに対してin vitroでp53アナログペプチドあるいはp53野生型ペプチドをパルスした樹状細胞を用いて誘導したCTLを投与し抗腫瘍効果を比較検討したところ、新しいp53アナログペプチドを用いて誘導したCTLを投与されたラットで、より強く腫瘍が縮小する傾向を認めている。現在、効果的な投与方法について検討している。最終的には、癌ワクチンの臨床応用を視野に入れている。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)