Project/Area Number |
12771056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
永井 由巳 関西医科大学, 医学部, 助手 (10309239)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | ICG造影 / OCT / 加齢黄斑変性 / 脈絡膜新生血管 |
Research Abstract |
平成12年度に引き続いて、黄斑部疾患の組織学的研究による病態解明の為、インドシアニングリーン蛍光眼底造影(ICG造影)と光干渉断層計(OCT)を用いた研究を行った。ICG造影でみられる脈絡膜新生血管は造影所見からGassのI型とII型の判別は困難なことが多いが、OCTを用いることによって病型の判別が容易となった。 ICG造影における組織学的な色素の局在については、2001年7月のICG蛍光造影研究会における『ICG造影の読影』のシンポジウムで永井が講演・報告した。さらに組織学的な造影剤の局在と対比する為にOCTを用いると、脈絡膜新生血管の存在部位のICG色素の局在とOCTの反射像とには相関性があり、網膜色素上皮下に発育するI型新生血管と網膜下に発育するII型新生血管との判定が容易となった。またICG造影では鮮明な造影所見が得られなかった判定不明瞭な新生血管もOCTを用いると明瞭に新生血管の像を捉えることもあり、OCTの有用性が確認された。 今回の実験系から、脈絡膜新生血管の病型分類を行う上で、二次元的なICG造影と三次元的なOCTを組み合わせて行うと確実な診断を行うことができ治療方針を決定する上で有用であることが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)