Project/Area Number |
12771156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
富山 潔 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90237131)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 象牙質知覚過敏 / フッ素-ランタン二段処理法 / フルオロアパタイト / 再石灰化 / 象牙質 / エナメル質 / 初期う蝕 / CPP-ACP / 初期齲蝕 / アパタイトガラスセラミックス |
Research Abstract |
カゼインホスホペプチド(CPP)について CPPは、非結晶性リン酸カルシウム(ACP)を安定化し、歯垢中にACPを蓄積し、動物及び同所発生部位のヒトカリエスモデルにおいて抗う蝕性を発揮する。メルボルン大学歯学部、生化学及び分子生物学部E.C.Reynoldsにより、ヒトエナメル質の表面下病変部位を再石灰化することがin vitro試験により明らかになっている(J.Dent Res 76(9):1587-1595,1997)。我々は本ペプチドにより獲得された再石灰化部位の耐酸性能をin vitroとin situで検討している。 FTLAによる象牙細管内の再石灰化について F-La二段処理法にフルオロアパタイト系結晶化ガラスを応用した象牙質知覚過敏治療剤が優れた細管封鎖性を有することを既に報告した(向井ら、Dent Mater J 17,253-263,1998)。本法はフッ素の徐放性についても優れており、象牙細管内部における象牙質の再石灰化に効果を発揮すると思われ、検討中である。 フッ素徐放性修復物に近接した象牙質の脱灰と再石灰化の検討と研究実績について 唾液や歯垢といった口腔内環境下に微量のフッ素が存在することにより、歯質の脱灰が抑制され、再石灰化が誘導されるという考えに基づいた、より直接的な評価法を目的とし、フッ素徐放性フィラー含有光重合型修復材が近接根面象牙質の再石灰化に有効な影響を与えることをCMRによるMineral Profileの観察及びMineral loss値の測定により証明し、2001年秋季日本歯科保存学会及び、2001年学内総会で発表した。
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