L-セレクチンの発現異常が関与する歯周病の病態解析
Project/Area Number |
12771342
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Periodontal dentistry
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Research Institution | Osaka Dermatological Institute |
Principal Investigator |
葛城 教子 財団法人 大阪皮膚病研究会, その他部局等, その他 (60284064)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | L-セレクチン / 早期発症型歯周炎 / PKC活性 / PTK活性 / β_2インテグリン |
Research Abstract |
本研究は、L-セレクチンの発現が歯周病の発症と進行に関わる機序を推察することを目的として、早期発症型歯周炎(EOP)患者および健常者由来のB細胞株について、L-セレクチンのmRNAレベルの変異およびL-セレクチンの発現と調節機構に関わる細胞内の酵素活性を調べた。 昨年度の研究において、L-セレクチンの発現異常のある限局性若年性歯周炎患者(LJP 1)由来のB細胞株では、phorbol myristate acetate (PMA)刺激によるprotein kinase C (PKC)活性が低いことがわかった。本年度は、被験細胞を増やして、L-セレクチンmRNAの検出、PMA刺激時のprotein-tyrosine kinase (PTK)およびPKCの活性の測定を行った。 被験細胞として、14名の被験者(EOP,患者10名および健常者4名)の末梢血から樹立したEBウィルストランスフォームB細胞株を用いた。EOP患者の内訳は、上記のLJP 1を含む4名のL-セレクチンの発現異常のあるEOP患者およびL-セレクチンの発現異常のないEOP患者6名である。結果は以下に示すとおりである。 1. 各被験細胞の全RNAから逆転写してL-セレクチンcDNAを調製し、刺激による切断部位を含むcleavage domainをPCR法によって増幅したところ、すべての被験細胞のcDNAからcleavage domainを増幅できた。 2. 各被験細胞を用いてPTK活性を測定したところ、L-セレクチンの発現異常のある急速進行性歯周炎患者(RP)由来のB細胞株では、PMA刺激によるPTK活性が他の被験細胞に比べて低かった。また、14名の被験者のうちPKCの活性が低いのは、LJP 1のみであった。 以上の結果から、L-セレクチンの発現異常を認める患者の病態を規定する因子は、少なくとも2つ以上あることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)