インテグラーゼ活性を利用した非ウイルス性遺伝子組換えベクターの開発
Project/Area Number |
12771457
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human genetics
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
中島 英逸 日本医科大学, 医学部, 助手 (20307929)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | インテグラーゼ / 遺伝子導入 / 非ウイルスベクター |
Research Abstract |
代表研究者の中島は、ある種の遺伝子では、レトロウイルスベクター導入細胞のクローンの10%以上が、元の遺伝子配列とは異なっていることを見出し、発表を行ってきた。そこで新たに、変異を受けにくいレトロウイルスベクターの改変を試みている。すなわち、レトロウイルスが染色体に組み込まれるために必要なインテグラーゼ(INT)と、プロウイルス前駆体を用いて、標的細胞の染色体に効率よく遺伝子を組み込む方法の開発を目的としている。INTはウイルス遺伝子pol領域にコードされる酵素である。RNAゲノムは逆転写酵素によりdsDNA(プロウイルス前駆体)となった後、INT活性によりプロセッシングと、染色体へのジョイニングがおこりプロウイルスとなる。従って予め組み込みたい遺伝子をプロウイルス前駆体として調整して、INTを同時に細胞内に導入した場合、ウイルスの感染に依存することなく目的遺伝子を宿主染色体に組み込むことができると考えられる。 以上のことより、RTに依存せずINTにより染色体に積極的に組み込まれる遺伝子導入系の開発を行っている。PCRによりプロウイルスゲノムDNAを作製した。大腸菌発現系を使いHisタグINTを調整し、組み込み効率を検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)