Project/Area Number |
12771520
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Osaka Prefectual College of Nursing |
Principal Investigator |
山本 裕子 大阪府立看護大学, 看護学部, 講師 (40263272)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 慢性疾患患者 / 自己管理姿勢 / 臨床判断 / 慢性疾患 / 患者教育 / 看護学生 |
Research Abstract |
慢性疾患患者(糖尿病5名、心筋梗塞・狭心症3名)の看護記録を点検したところ、<知識不足>、<無効な治療計画管理>といった看護診断名で画一的に患者の自己管理上の看護問題が記述されていた。また、実践内容を記録する経過記録では、患者の自己管理姿勢の判断に関わる記述をみると「意欲的」、「消極的」、「積極的」といった言葉で示され、変化の過程を捉えるような記述はなかった。さらに、患者の自己管理上の課題に応じた患者教育のアプローチ方法についての記述はほとんどなかった。 記録上には十分に患者の自己管理姿勢とそれに応じたアプローチの実践状況が十分に示されていなくても、実際には看護婦は患者の自己管理姿勢とそれに影響する要因については、患者の全体像を捉えて把握しようとしていた。つまり、入院中にみられる現在の自己管理に対して意欲的な姿だけで自己管理姿勢を判断するのではなく、入院に至るまでの経過、退院後の生活の見通しを含めてクリティカルシンキングの技法を用いて総合的にアセスメントを行っていた。しかし、アプローチ方法は知識指導が中心となって進められていた。 以上のことから、看護婦は自己管理姿勢について、患者の過去・現在・予測される将来の生活状況を総合的に捉えて判断しようとしていた。すなわち臨床判断能力の高さが示された。しかし、問題点を明らかにしょうという試みとは別に、その問題状況や変化の過程の表現は、感覚的なものであり、臨床看護婦においてもそれらが難しいことが明らかとなった。 今回は一般病棟で慢性疾患患者を看護する看護婦を対象として分析したが、今後さらにエキスパート性の高いものを対象として研究を継続する必要がある。
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