製品開発における設計/製造統合化知識の再利用に関する研究
Project/Area Number |
12780294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
西岡 靖之 法政大学, 工学部, 助教授 (50287471)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 製品設計 / 製品開発 / プロセス知識 / 知識表現 / オントロジー / コンカレントエンジニアリング / PDM / 知識の再利用 / 製造プロセス / 概念設計 / 設計知識 / 設計支援システム |
Research Abstract |
本研究では、製品開発における設計知識と製造知識を統合的に扱うことができる知識表現形式の提案を行い、それにもとづいていくつかの現実的な問題を表現し、さらに実際にITツールで利用可能な形式にまで発展させた。まず、知識の表現形式としては、基本要素として、品目、資源、作業、事象、オーダ、顧客、サプライヤの7つを設定し、属性要素、関係要素、拡張属性要素、拡張関係要素によって構造を定義した。この知識表現の基本形は、製造プロセスも設計プロセスも、そして製品や生産システムそのものも記述可能であるために、設計/製造統合化知識を扱うためのベースとなった。従来から製品モデルの知識表現に関しては多くの研究が存在するため、本研究では、特に製造プロセスの記述および設計プロセスの記述に重きをおき、いくつかの製造知識を提案する形式で記述し、その表現能力の高さを確認した。また、同時に現実的な製品開発の現場の知識をフィールドワークにより収集し、その内容をPDMあるいはCPCシステムのコンテンツとしてパソコン上に実装した。これは、図面など製品の形状に関する情報と、製造方法に関する情報を併せ持ち、さらに製造原価や購入価格などの情報も併せ持っている。そして、そこで定義された情報を、新たな製品開発において利用するために、製品構造あるいは製造プロセス構造の類似性をもとに、仮想の製品や製造プロセスを定義できるしくみを考案した。これを用いることで、類似した知識を効率よく整理し保存することが可能となり、同時にそれぞれの知識間の関係構造を可視化することで新しい知識の創造に効果がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)