環境技術評価のための情報基盤プロトタイプとしてのゴミ処理システムモデルの構築
Project/Area Number |
12780325
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会システム工学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
KRAINS STEVEN (KRAINES STEVEN) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (70302768)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 環境技術 / 情報基盤 / ゴミ処理 / システムモデル化 / 廃棄物問題 / 技術評価 / 環境問題 / ゴミ焼却 / マテリアルリサイクル / サーマルリサイクル / プラスチックリサイクル / ゴミ問題 |
Research Abstract |
民生廃棄物処理に伴う環境汚染物質の排出や最終処分場の逼迫などの深刻な問題を検討するために、民生における廃棄物処理手法を統合的に評価するシステムモデルの構築を提案した。システムモデルの要素として、廃棄物処理手法をコスト・エネルギー・環境汚染物質排出量・再生資源化量等の項目で評価するモデル群を構築した。 まず、民生廃棄物の特徴である、多種多様な廃棄物が広範囲にわたって少量ずつ排出されるという問題に対して、家庭レベルのミクロな情報の把握に基づき、東京全体のようなマクロレベルでも適用できる排出・収集モデルを作成した。排出モデルは、国勢調査などによる人口データとアンケートによる世帯、事業所あたりの排出原単位に基づき、分類方法を考慮した組成別排出量とその排出量の詳細な地理的分布を予測する。収集モデルは、汎用的に用いられ、広範囲の収集予測に適した簡易的な廃棄物の収集モデルと、実際の道路情報に基づき配送経路を最適化するモデルを統合したモデルである。 次に、民生廃棄物として主に可燃物、即ち厨芥とプラスチック、そのほかの可燃物、に注目し、以下の各処理モデルを構築した。プラスチックに関して、マテリアルリサィクル、油化、高炉原料化、サーマルリサイクル、RDF(Refuse Derived Fuel)、単純焼却、単純埋立を総合的に評価するシステムモデルを構築した。厨芥処理技術として、堆肥化、メタン発酵、乾燥、生ごみ肥料化の四つに注目した。化学や化学工学的な観点から厨芥の組成や固形物の温度、発酵槽からの放熱などの影響を定量化するモデルを構築した。 更に、排出・処理・技術開発を行う各主体のそれぞれの廃棄物問題対策を複数の項目において評価できる、再利用可能な都市ごみ焼却処理システムモデルを構築した。このシステムモデルを用いて各主体の施策の評価を行い、各主体の行う施策が相互に与える影響を考察した。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)
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[Publications] Krains, S.B., D.R.Wallace, Y.Iwafune, Y.Yoshida, T.Aramaki, K.Kato, K.Hanaki, H.Ishitani, T.Matsuo, H.Takahashi, K.Yamada, K.Yamaji, Y.Yanagisawa, H.Komiyama: "An integrated computational infrastructure for a virtual Tokyo : concepts and examples"Journal of Industrial Ecology. 5(1). 35-54 (2002)
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