スフィンゴミエリナーゼ阻害剤をバイオプローブとした細胞機能の解析
Project/Area Number |
12780444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioorganic chemistry
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Research Institution | Kitasato University (2001) Kitasato Institute (2000) |
Principal Investigator |
荒井 雅吉 北里大学, 北里生命科学研究所, 助手 (80311231)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | スフィンゴミエリナーゼ / 阻害剤 / バイオプローブ / 微生物 / 二次代謝産物 / スフィゴミエリナーゼ |
Research Abstract |
平成13年度は、酵素アッセイによる中性および酸性スフィンゴミエリナーゼ(SM)阻害剤の探索を継続するとともに、ヒトTリンパ球系癌細胞であるJurkat細胞を用いて、中性SM特異的阻害物質として見い出されたchlorogentisylquinoneの細胞レベルでめSM阻害作用を評価した。 土壌などから分離した放線菌、糸状菌およびバクテリアの培養液を対家に約3000サンプルについてスクリーニングを行った。その結果、一糸状菌、FO-7436株より抗生物質として報告されているalutenusinが選択された。本化合物は中性SMに対して、IC50値で41.3μMを示し、酸性SMに対しては、350μMまで阻害活性を示さなかった。またこの阻害活性は非可逆的な阻害であることが示唆された。しかしながら今回のスクリーニングでは酸性SMを特異的に阻害する化合物は得られなかった。 一方、chlorogentisylquinoneをバイオプローブとし、SMを介するシグナル伝達の解明を行うことを目的に、Jurkat細胞を用いた細胞評価系を構築した。本年度はまずchlorogentisylquinoneのJurkat細胞に対する細胞毒性およびSM阻害活性を検討した。MTT法により、薬剤添加から20時間後の細胞毒性を評価したところ、chlorogentisylquinoneは50μMまで細胞毒性を示さなかった。しかしSM阻害活性を測定したところ、30μMまではSMの活性を阻害できなかった。chlorogentisylquinoneは中性SMに特異的であることから、現在、より特異性の高い細胞評価系を構築中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)