半数体精子細胞の分裂を調節するSer/Thrキナーゼ遺伝子haspinの解析
Project/Area Number |
12780555
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Developmental biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 宏光 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (10263310)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | Testis / haploid / Germ Cell / haspin / Cell Cycle / Arrest / human / Intronless / 半数体 / 精子細胞 / 特異的遺伝子 / 細胞分裂 / 精巣 / 核 / キナーゼ / グノム |
Research Abstract |
生殖細胞に特異的な現象を理解するために、精細胞特異的に発現する遺伝子を系統的にクローニング解析してきた。具体的には、正常マウス精巣のcDNAライブラリーから精細胞欠失マウス(W/Wv)精巣cDNAライブラリーを差し引くサブトラクション法により、精細胞特異的遺伝子をクローニングした(FEBS. Lett.,1994)。 その中の新規遺伝子haspinは、分子量84KDa, pI8.4のタンパク質をコードし、ロイシンジッパー、核移行シグナル、塩基性領域、プロテインカイネースカタリティックドメインの一部(I, II, III)をもつ。ノーザンブロッテング法、ウエスタンブロッテング法等により精子細胞特異的発現と、精子細胞核での局在が明かとなった。又、精巣の抽出画分を用いた免疫沈降法にり、Haspinが1)Ser/Thr protein kinaseであること。また、2)DNA Cellulose Column ChromatographyによってDNAに結合すること。さらに、3)培養細胞で強制発現させたとき、細胞分裂がG1期で停止することが明かとなった(J. B. C.,1999)。 今回、Haspin遺伝子がヒトにも存在すること、また、Haspin遺伝子のKOマウスの作成することができた。今後男性不妊症とHaspin遺伝子変異についてKOマウスの解析を交えて調べてゆきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)