Project/Area Number |
12871031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Jissen Women's Junior College |
Principal Investigator |
薗田 碩哉 実践女子短期大学, 生活福祉学科, 教授 (80289892)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 余暇 / 環境 / 町並み / まちづくり |
Research Abstract |
昨年度の調査を踏まえて、余暇環境の善し悪しを測定するための指標として「やすらぎ」「ふれあい」「ときめき」の3視点の有効性を確認した。次にこの視点を持って街のフィールド調査を行う方法について検討し、街を特徴づける地点(スポット)をあらかじめ選定しておき、それらを結びつけつる導線(コース)を歩いて調査を行う「スポット調査」の方法を定めた。スポットは(1)街のシンボル、ランドマーク、(2)歴史と文化、(3)街の中の自然、(4)にぎわいと商業、(5)アミューズメントの5つの要素から選定し、10〜15程度のスポットを結び合わせた1.5〜2.5kmのコースを用意し、実際に歩いて先の3視点からのチェックを行うというものである。モデルコースを前橋市で設定して実験を行い、これを基にしたマニュアルと記録シートを用意して01年10月、高松市で本格的な調査を行った。市内の重要な余暇環境に関わるスポットを網羅したコースを作成し、それぞれのスポットを定量的にも定性的にもチェックしたので、この方式で高松市の余暇環境の大要を把握することができたと考えられる。各スポットの評点とコース全体の環境評価とともに、調査参加者のさまざまな観察記録を集め、環境改善への提言書を作成した。これは市の「まちづくり」運動に何らかの参考になると思われる。この活動を土台に調査マニュアルを改訂し、全国各地の協力者に送付して、同様な調査を行った。調査地点は北から、札幌、東京、大阪、広島、山口、佐賀、鹿児島の7個所である。その結果を総合して見ると、スポット調査による余暇環境の把握が街の魅力発見の方法としても大きな意味を持っていることが見えてきた。今後は行政統計などの客観的な数値とフィールド調査とを摺り合わせてみることが課題である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)