衛星時刻情報を利用した空間基盤構造解析用GISスコープの開発
Project/Area Number |
12875077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Measurement engineering
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
牧野 秀夫 新潟大学, 工学部, 教授 (80115071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 義信 新潟大学, 工学部, 助手 (90303114)
広野 幹彦 新潟大学, 工学部, 助教授 (00018483)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 振動計測 / 加速度センサ / 時刻同期 / 空間基盤データ / 地理情報システム / GPS / 音響信号 |
Research Abstract |
衛星からの時刻同期信号を環境計測分野の地盤解析に応用し,3次元振動位相測定を可能とすることにより空間基盤解析用GIS(地理情報システム)スコープを開発することを最終目標とする. 今年度は,GPS受信機と加速度センサを組み合わせた可搬型計測記録ユニット3台を試作し,主として地盤面の振動解析を中心に実験を行った.同時に時刻同期に不可欠な位置情報の取得について,可搬式ユニットを短時間で移動した場合の位置測位精度向上を目的に,FM-DGPS測位の精度につき市街地において実験を行った.また,最終データの処理ならびに記録を容易にするために,ディジタル地図上での階層的なデータ蓄積を行う情報階層化手法について検討した. その結果,1)3点振動計測実験:基礎的ではあるが,試作したユニットを用いて振動計測に関する実験を行った.その結果,1例としてボール落下時の振動を最大6mまで計測可能であることを確認し,さらに同時計測データと比較した.また地盤面の構造の違いによる振動伝搬速度をコンクリート及び砂地において測定しそれぞれ比較した. 2)FM-DGPS測位実験:頻繁に測定点を移動する場合の時刻同期信号補正に必要なGPS測位情報について,FM-DGPSに関する市街地での測位結果を検討した.研究の一部は文献1で報告した. 3)ディジタル地図上での情報多層化:将来的な計測データのディジタル地図上への貼り付けを考慮して,情報多層化の検討を行った.基礎実験として文字データを階層化し,地理情報システム上に記録・再生するソフトウェアを開発した(文献2).これらの結果は,電子情報通信学会研究会もしくは地理情報システム学会等で平成14年度中に発表予定である.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)