レトロトランスポゾンMAGGYのアクチベーションタギングへの利用
Project/Area Number |
12876011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
植物保護
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
土佐 幸雄 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20172158)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞山 滋志 神戸大学, 農学部, 教授 (00112251)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | レトロトランスポゾン / トランスポゾンタギング / いもち病菌 / Pyricularia grisea / Magnaporthe grisea / Magna porche grisea / GUS |
Research Abstract |
前年度の結果より、MAGGYをPyricularia属菌ゲノムに導入して42C、2時間の熱処理をすると、効率よくそのプロモーターを活性化できることが明らかとなった。そこで、MAGGY全長を含むプラスミドpMGY70をハイグロマイシン耐性遺伝子を持つプラスミドpSH75とともにコムギいもち病菌Br48にco-transformationし、約100個の形質転換体を得た。これらと母菌Br48を熱処理し、生育、胞子の形態などを比較検討した。ある形質転換体は、母菌より強い熱耐性有するように思われたが、その差は小さく遺伝子単離実験に進むには不十分であった。つぎに、これらを熱処理後エンバク、コムギに接種し、接種後20Cおよび26Cで培養して病徴を比較検討した。母菌との差が見られるもの、すなわち母菌よりコムギに対する病原性が低下したものおよび母菌よりエンバクに対する病原性が増高したものがいくつか認められたが、繰り返し実験の結果、遺伝子単離に進めるほどの有意差は認められなかった。いくつかの形質転換体についてMAGGY挿入部位の塩基配列を検討したところ、いずれもAT richなnon-coding領域であった。 以上のことから、MAGGYはタギングツールとして開発するには、(i)ゲノムにランダムに挿入する(ii)大量の形質転換体から望むものをスクリーニングするためにさらなる工夫が必要であると考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)